サンタンデール

ビルバオを出発して約1時間半で、ビスケー湾に面しサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の「北の道」のひとつの町であるサンタンデールに到着です。
ここサンタンデールには、サンタンデール湾という内海もあり、中世後期にはカスティーリャ王国の重要港として栄えていました。
19世紀末にはスペイン国王アルフォンソ13世が好んでこの街を訪れ夏の滞在地としていたことから、街がマグダレナ半島に宮殿を建て夏の離宮として国王に贈り、以後リゾート地としてこの地を訪れる人が増えたとのことです。
街は1941年に2日間燃え続けるという大火に見舞われ、旧市街地の中世の街並みが焼失しましたが現在では再建されています。といっても今回は宿泊のための立ち寄りですので旧市街の観光はありません。
ホテルにチェックイン後夕食前に宮殿までみんなで散歩ですが、どんよりとした雲が空を覆いパラパラと雨が降ってきています。
        
 
        
マグダレナ宮殿
マグダレナ半島の突端に1911年に建てられたものですが、設計は公募、今で言うコンペティションにより行われています。一時期刑務所として利用されたこともあったようですが、現在では国際大学の別館として利用されていますが内部の見学もできます。あいにくと我々が訪れたのがちょうど午後7時ですでに閉館していました。
Googleマップではパラシオ・デ・ラマグダレナとなっています。
 
   
 
   
サンタンデール湾
宮殿は半島の高台にありビスケー湾やサンタンデール湾が一望できるので、晴れていればきれいな景色なのでしょうが曇り空なのが残念です。
 
   
大学の敷地内は公園となっていて一般にも開放されており、枯れた松の木を使ったこのようなオブジェもあちこちにあります。  
   
公園内には帆船が展示されていますが、碑文を見るとオリジナルと書かれていますが、ネットで探しても詳しい情報は得られませんでした。  
   
翌朝天気もよさそうなのでSさんを誘って海岸へ、日の出の撮影です。  
   
 
午前7時4分、雲の間からようやく太陽が顔を出しました。東京より2時間くらい遅い日の出です。  
   
  サンタンデール海岸
きれいな砂浜が2kmくらい続いており朝の散歩をする人や気の早い人が泳いでいたりもしています。
リゾート地とあって海岸にはホテルや別荘などが建ち並んでいます。
 
   
  サンタンデールのマップ
    
 
 
   
   
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