シエナ、ペルージャ、アッシジ

シエナ
13世紀から14世紀にかけて多くの建築物が建てられ、今でもその多くが残されているシエナの旧市街は1995年にシエナ歴史地区として世界文化遺産に登録されています。
シエナの街にはコントラーダと呼ばれる自治組織があり、旧市街の建物の壁には組を表わす毛虫、山羊、貝殻といった標識が貼ってあります。市民の憩いの場であるカンポ広場では毎年、地区対抗で競馬祭が行われるとのことですが、そんなに大きい広場とは見えないけどどうやってやるのか気になりました。
ドゥオモ
ロマネスク・ゴシック様式の大聖堂の傑作といわれ、色の違う大理石を模様にして12世紀から200年をかけて造られたそうです。
カンポ広場と旧市街
すり鉢型というか貝殻の形といったらよいかちょっと変わった形の広場で、市民の憩いの場らしく観光客も含めて大勢の人で賑わっています。

ペルージア
 
古代エトルリアの時代から街が構成されたペルージャは中世の時代に最も栄えた街で、丘の上にある旧市街地は城壁に囲まれており、宮殿や教会は当時の跡を残しています。
エトルリア門
その名のとおりエトルリア王国時代の紀元前3世紀頃に門の下部分と両脇の塔が造られ、中世の時代に上部のアーチが造られたとのことで、別名「アウグストウスの門」とも呼ばれています。
プリオーリ宮
13世紀末から15世紀半ばにかけて建設されたこの建物は11月4日広場に面したところにあり、現在は市役所や美術館として使用されています。
フォンターナ・マッジョーレ
11月4日広場にあり13世紀に設置された大噴水です。2段式となっていて下段はイソップ物語を主題に、上段はモーゼやキリストの弟子たちが浮彫りされています(但し、レプリカでオリジナルは国立ウンブリア美術館に収められているとのこと)。
ペルージャ市街
ペルージャはペルージャ外国人大学があり学生達を多く見かけますが、旧市街の道は写真のように細い道や階段が続いています。
11月4日広場
エトルリア時代から街の中心としてあり、左側にはカテドラル右側にプリオーリ宮が見えます。
旧市街

アッシジ
 
アッシジは人口3万人足らずの小さな街ですが、ローマ帝国時代から街の歴史があり、現在はサン・フランチェスコ大聖堂のある街として有名で、この聖堂の中を見るためだけにきたという観光客も多いそうです。
サン・フランチェスコ大聖堂(2000年に「フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」としてサンタ・キアーラ教会と共に世界文化遺産に登録されています。)
フランチェスコ会の創始者である聖フランチェスコをまつるため13世紀に建てられたものです。この日は大きな催し物があり政府の要人が来ていたので、警備の警官やテレビクルーが来ていたりと観光客と併せてごったがえしていました。なお、大聖堂の内部は撮影禁止となっています。
サンタ・キアーラ教会
13世紀の半ばに建てられたゴシック様式の教会で、聖フランチェスコのもとで一生をささげた聖女キアーラをまつってあり、地下にその墓があります。
サン・フランチェスコ通
コムーネ広場からサン・フランチェスコ大聖堂に至る道です。家々の壁にはハンギング・バスケットが飾られており、道行く人の目を楽しませてくれます。
コムーネ広場
ローマ時代から街の中心としてあり、周りには現在市庁舎として使用されているプリオーリ宮や博物館などがあります。
 
      
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