ヴュルツブルク

フランクフルトとニュルンベルクの中間にありロマンティック街道の起点となっているヴュルツブルク、マイン川両岸に発展した街でその歴史は紀元前1000年頃に城塞が築かれていたことが証明されていて、8世紀の初めには文献に記録されているという歴史のある街です。
 
    
レジデンツ
1749年に大司教の宮殿としてバロック様式で建てられたもので、内部の階段の間には18世紀のイタリアの画家ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロによる、幅18m、長さ30mある世界最大の天井フレスコ画があり、訪れる人を圧倒しますが、残念なことに内部はすべて撮影禁止となっています。
このレジデンツは、1981年にユネスコの世界文化遺産に、庭園と宮殿前広場を含めて、「ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場」として登録されました。
 
         
   
レジデンツのホーフ庭園  
     
   
庭園側から見るレジデンツ  
     

                         レジデンツ正面
 
                         フランコニアの泉
 
     
  正面の全景を撮ろうとしましたが、幅が140mくらいあり、前庭からでは24㎜の広角レンズでも入りきりません。やむを得ず交差点で撮りましたが、タイミング悪く、どまん前に車が写っています。  
     
聖キリアン聖堂
ロマネスク様式で高さ105mの二つの塔があるこの教会は、ヴュルツブルクの守護神である聖キリアンを祀るもので、「ヴュルツブルク大聖堂」または「聖キリアン大聖堂」とも呼ばれています。
最初の聖堂は11世紀から12世紀にかけて世紀に建てられましたが、現在あるのは第2次世界い戦後に再建されたものです。
     
 
     
ノイミュンスター教会
赤砂岩を用いて建ロマネスク様式で建てられたこの教会は、11世紀に聖キリアンの墓がある場所に建てられたもので、18世紀に現在のバロック様式に改築されています。
でもお墓の上に教会を建てるなんて発想があるんですね。
   
 
     
マリエンカペレ(マリア礼拝堂)
マルクト広場にあるこの教会は、1441年にゴシック様式で建てられたもので、第2次世界大戦の爆撃で破壊され、戦後再建されたものです。
正面ファサードには、1493年にリーメンシュナイダーによって造られた、アダム(向かって左)とイヴ(向かって右)の像がありますが、これはレプリカで、オリジナルはマリエンベルク要塞のマインフランケン博物館に展示されています。
   
 
   
   
旧マイン橋(アルテ・マインブリュッケ)
街の中を流れるマイン川に架かる橋で、15から16世紀にかけて架けられ、旧市街からマリエンベルク要塞に通じる橋で、現在は橋の上、下流に橋がありますが、1886年までは唯一の橋となっていました。橋の欄干にはビュルツブルクの守護聖人である聖キリアンをはじめ12人の聖人の像があります。
 
   
葡萄畑
ここヴュルツブルクのあるフランケン地方は「フランケン・ワイン」の産地とのことで、マイン川に面した斜面に広大な葡萄畑があります。
   
   
マリエンブルク要塞と聖キリアン像
紀元前1000年頃にケルト人が要塞を築いたのがはじめといわれるこの要塞、その後何度も築きなおされたといい、16世紀から18世紀にかけて築かれ直されたた要塞が、第2次世界大戦のヴュルツブルク空襲で大きく破壊され1950年に再建されました。

要塞のそばまで行ってみたいのですが、前回に引き続き橋の上から写真を撮るだけでヴュルツブルクの観光はおしまいです。
   
     
 
 
     
     
     
     
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