ザグレブ

ザグレブはクロアチアの首都であり、周辺人口を含めると100万人以上の規模を持つ最大の都市ですが、街の名前の由来は、カプトルという地区(現在の旧市街)に1094年に司教座がおかれ、大聖堂(正式には聖マリア被昇天大聖堂と呼びます。)の建設が始まった時期にザグレブという名前が記録されているのが最初であるとされています。以後カプトル、グラデッツの地区を中心に街が栄えていったとのことで観光の中心はこの地区となります。
 
 
ザグレブ大聖堂
カプトル広場に立つこの大聖堂はザグレブのシンボル的な建物であり、高さ105mの2本の尖塔が特徴で、11世紀に創建されたもののオスマントルコの攻撃により破壊され、13世紀から18世紀にかけてゴシック様式で再建されましたが、1880年には地震による被害を受けネオゴシック様式で修復されています。あいにくと片側の尖塔は修復工事中でした。
右端の写真は大聖堂の前に建てられている聖母マリアと4人の天使の像で、4人の天使はそれぞれ信頼、希望、純潔、謙虚を表しているそうですす。(金ピカですが、金メッキとのこと)
      
 
    
  カプトル地区に残る要塞と城壁
16世紀にオスマントルコの侵攻に対応するため建てられた要塞で、大聖堂のそばにあります。
 
 
聖ゲオルギーの騎馬像
カプトル広場から石の門へ行く途中の三角地に建てられれているこの銅像、ドラゴンを退治して王妃を救った騎士ゲオルギーとの言い伝えがあるとのことで騎馬像の下にはドラゴンの頭が見えます。私は「なまず」かなと一瞬思ったのですが・・・・
 
石の門
かつてグラデッツと呼ばれる旧市街を守るための城壁があり5つの門が築かれていいたが、1713年の大火により焼失。ここに飾られていた聖母マリアのイコンが無傷で見つかり、1760年に石の門で建て替えここにイコンを納める礼拝堂を造ったとのことで、祈りを捧げる人が多い場所となっているようです。礼拝堂の写真を撮ろうと思っても祈りの時間が長いので失礼して一枚パチリ。
 
   
 
聖マルコ教会
13世紀にたてられたゴシック様式のこの教会、屋根の模様に特徴があります。色とりどりのタイルを使って向かって左側が中世クロアチア王国、右側がザグレブ市の紋章が描かれています。この模様は1880年に改築したときにつけられたとのこと。
ザグレブを紹介するテレビ番組では必ず出てきますね。
 
 
 
ロトルシュチャク塔
聖マルコ教会の前の道をケーブルカーの駅のところまで歩いたところにあるこの塔、13世紀に城壁の南門を防備するために造られた見張り塔で、19世紀に最上階を増築し、毎正午にここで大砲を打ち時間を知らせていたとのことで、今でも続けられているようです。(大砲は一番上の窓から打っているようです。)
                
  
世界で一番運行距離の短いケーブルカー
ザグレブの新市街と高台にある旧市街をつなぐこのケーブルカー、階段を登るのがきついお年寄りのために1890年に建設されたとのことですが、運行距離は66m、所要時間はわずか30秒。乗車賃は4クーナ(約60円)です。すぐそばに階段があるので、下りに乗る人はあまりいないようですけど後学のために我々ツアー客も乗車してみることに。
 
 
              
 

クロアチア国立オペラ座(チトー広場より撮影)

アートパビリオン(トミスラヴ広場より撮影)
 

トミスラヴ広場(奥の建物はザグレブ中央駅)
 
        

ザグレブ中央駅

駅構内に置かれている蒸気機関車
 
 
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