ブルノ

ブルノはチェコのモラヴィア地方の中心都市でチェコ第2の都市です。この街はスヴラトゥカ川とスヴィタヴァ川の合流点にあって古くから交通の要所として栄え、18世紀末に近くで炭鉱が見つかったことから工業化が進み、19世紀には繊維産業も発展して「チェコのマンチェスター」とも呼ばれていたようです。現在では毎年国際見本市が開催されることでも知られています。
ここには旧市街にある地下道街、シュピルベルク城や世界遺産に登録されているトゥーゲントハット邸がありますが、今回のツアーでは旧市街の一部を観光するだけにとどまりました。お城と世界遺産が大好きな私にとってはちょっと残念です。
前日泊まったオロモウツのホテルから約1時間でブルノに到着しました。
 
 

ヴラノヴィツェの菜の花畑
 
        
ヤナーチェク劇場
オペラ、バレエ用の劇場として社会主義時代の1965年に建てられた劇場でブルノと関係の深い作曲家ヤナーチェクの名前がつけられています。
 
        
聖ヤコブ教会
13世紀にゴシック様式で建てられたこの教会、92mある塔の建設はそれより300年近くも遅い15世紀末とのことです。この教会の塔に面白い彫刻があります。道路に面した窓の上部にお尻を丸出しにした小人の像があるではありませんか。ガイドの話では教会の改築に携わった建築家が、工事のことで首になったとき最期の仕事として彫刻を希望し出来上がったのがこの像とか。普通なら即刻取り外すのでしょうが、ユーモアとして解釈したのでしょうか今もそのまま残されています。
 
 
 

自由広場

新市庁舎
 

ペスト記念碑
  
聖ジェームス教会の鐘楼
  
聖ミハル教会
 
 
緑の広場
自由広場から南に2、3分歩いたところにある緑の広場は別名「野菜市場」とも呼ばれ、毎日野菜を中心としたオープンマーケットが開かれています。広場には「三位一体柱」と「パルナスの噴水」があります。
 
 
広場の中央にはパルナスの噴水が、後方はモラヴィア博物館そして聖ペテロ聖パウロ教会の尖塔が見えます。
 

旧市庁舎の時計塔
 
パルナスの噴水
 
新市庁舎の日時計
 
 
マーヘン劇場
19世紀の終わりに建てられたバロック様式のこの劇場は歌劇場として使用されています。
なおこの劇場は映画「のだめカンタービレ最終楽章」のロケで使われたそうです。
 
  10時半過ぎにブルノを出発次の目的地テルチに向かいます。  
 
    
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