キプロス
 
地中海の東端にあるキプロス島、面積は日本の山形県とほぼ同じぐらいの島です。
島は東地中海を往来する諸民族の中継地となったため、紀元前16世紀のヒッタイト時代からの歴史があるようです。小さな島であるため、ローマ帝国の属州、東ローマ帝国の支配を受けた後に、12世紀の終わりごろにキプロス王国として独立しましたが、相続者がいないため15世紀に断絶してヴェネツィア共和国の支配下に、そして16世紀後半にはオスマントルコの支配下に移りました。
19世紀の終わりには植民地政策を進めていたイギリスが統治を初め、1914年にイギリスに併合されています。第二次大戦後には反イギリス運動が高まり1960年に独立しましたが、1974年に発生したギリシャ併合強硬派によるクーデターをきっかけに、トルコ軍が介入して北キプロスを占領するキプロス紛争が発生。
以後、数度の和平交渉が行われ、統合の道筋を探りましたが解決に至らず、今現在も南北分断線の「グリーンライン(キプロスの地図では中央部に点線で表示されています。)」と呼ぶ緩衝地帯を境に島を南北に二分、ギリシャ系住民がいる南側は「キプロス共和国」、北側のトルコ系住民は「北キプロス・トルコ共和国」となっています。(なお北キプロス・トルコ共和国は国際的には承認されていません。)

今回はキプロスとマルタを巡るツアーですのでキプロス滞在は実質2日間となります。
 
      
  コロッシ城と古代遺跡巡り
   
  トロードス地方の壁画教会群 
   
  分断された街ニコシア 
   
  キプロスの地図
    アーモンドの花
 
       
      
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